@article{oai:takara-univ.repo.nii.ac.jp:00000010, author = {平野, 加代子 and 北島, 洋子 and 梅川, 奈々 and 瀬山, 由美子 and 澤田, 京子 and Hirano, Kayoko and Kitajima, Yoko and Umekawa, Nana and Seyama, Yumiko and Sawada, Kyoko}, journal = {宝塚大学紀要, Bulletin of Takarazuka University}, month = {Mar}, note = {臨地実習において看護過程の展開を学習することは、看護の対象者にとって必要な援助を見極め、提供する手段・方法論を学ぶうえで学生にとって重要な経験となる。しかし、2020年度の基礎看護学実習IIは、新型コロナウイルスの感染拡大により、学内・遠隔実習となり、教育用電子カルテを用いて情報収集を行う実習展開へと変更された。そこで本稿では、看護過程の展開に重要な位置付けにあるアセスメントと個人情報を取り扱う倫理的行動の視点から学内・遠隔実習を考察する。教育用電子カルテの閲覧は、学生が本学の実習要綱に示されている「個人情報の取扱について」と「臨地実習に関わる誓約書」の記載内容を確認した後に閲覧開始とした。閲覧可能な時間は実習時間内とし、学生は実習5日目には必要なデータ収集を終えることができた。アセスメント過程では、収集したデータを情報として意味づけができない学生がみられたが、教員からのアドバイスやグループディスカッションからデータの意味に気づくことができた。また、実習記録の記載内容から、学生は閲覧制限を行ったことの意味を理解し、個人情報の保護についての意識も高まったことが確認され、倫理的行動をとることができたと考えられる。学内・遠隔実習においては、実際に対象者と向かい合うことによる観察やコミュニケーションからの情報収集が不可能であったために、実習目標の到達には限界が認められた。しかし、学生はグループディスカッションにより情報の意味づけや看護問題の妥当性を検討することができたと考える。}, pages = {147--152}, title = {基礎看護学実習IIにおける教育用電子カルテを用いた学内実習の取り組み}, volume = {35}, year = {2022}, yomi = {ヒラノ, カヨコ and キタジマ, ヨウコ and ウメカワ, ナナ and セヤマ, ユミコ and サワダ, キョウコ} }